ハンブルクと北ドイツの個性的な街々 IV    ツェレ編

IMG_8881今回は、ハンブルクから列車で、一時間弱で行けるツェレの街を紹介することにする。この10世紀来の街は、典型的木組み三角屋根の我々がイメージするドイツの建物で見事に統一されている。人口は10万人にも満たないが、教会を中心とした町全体を100%この建物で統一されていることはさすが秩序あるドイツ人の典型的ななせる業といえるであろう。

IMG_8882

IMG_8887

IMG_8883

IMG_8884教会はおろか、スーパー、銀行、デパート、ファーストフードですらこの三角屋根の中で納まっているのだ。早朝に行った私は、おなかがすいたので、そんな三角屋根のベーカリーで朝食をとることにした、自分はあの固いドイツパンの大ファンである。自分はあの固くて、クルミやナッツがのったパンにハム、チーズといったサンドイッチが世界で一番おいしいパンの食べ方であると思っている。噛めば噛むほどに味があふれてくるのである。

IMG_8889パンの入ったショーケース越しにサンドウィッチとコーヒーを注文する。注文を受けるおばさんたちは実に愛想がいい。ドイツ人は、道でも、駅でも、実に親切で感じがいい。いつもこの民度はヨーロッパ一だなと感心しながら朝食を済ませる。きずくと、ショーケースの上にかわいらしい豚の顔のスウィートがある。実に素朴な題材がドイツらしいので、買ってホテルの部屋で食べることとしよう。

IMG_8890結局、この豚の顔のお菓子は、ハンブルクへ帰る列車の中でいただいてしまった。そしてあっという間に列車はハンブルクの中央駅についてしまった。今回は、四回にわたりハンブルクを中心とした北ドイツの街々を紹介させていただいた。自分は、ツァーで一直線にどこかの国を横切って終わってしまう旅より、ベースを決めて、近在の素朴な街々を訪ねる旅が好きだ。毎日同じホテルに帰ってきて、荷物もそのままで、荷造りに追われないし、ホテルの人とも親しくなれる。朝夕は、いつも同じカフェやバーに行って、即興の知り合いもできる。そして彼らから聞く情報や歴史、隠れたこぼれ話、それらが旅を楽しくするし、旅が終わった後も楽しい思い出として心に残っていく。ドイツは安全で親切。また、交通機関も便利にできているので、我々日本人にも適した旅行地といえる。是非、一度、そんなプチ滞在型旅行を皆さんも一度試してください。

TAKAO

OHAYO TAKAO

Luxury Traveler

More stories from this editor


新しい発見の旅へ 「Dewar‘s Discovery Session 2023」

2023/11/10 771

スコットランドとジャパンが融合したウィスキーカクテルイベントを楽しもう!6人の日本のバーテンダーが全国各地を旅してインスパイアされたカクテルを期間限定のイベントで楽しめる! 5大ウィスキーと言えば、スコッチ、アイリッシュ Read More

旅行の移動の時にも大活躍な完全ワイヤレスイヤホン『OpenFit – Shokz』

2023/5/17 1600

すごい!軽くて装着したのを忘れるくらいなのに、クリアな中音にすごく迫力がある重低音の音が魅力的で、「ながら聴き」にも最適な完全ワイヤレスイヤホン『OpenFit – Shokz』が登場しました! 『OpenFit – S Read More

外国人観光客が多く訪れる広島県の魅力!江田島・呉編

2023/5/16 1549

広島サミットに向けて、外国人観光客が多く訪れる広島県でおすすめのスポットをご紹介します。 まずは江田島。広島市から車で1時間弱かかりますが、豊かな自然が広がるリゾート地です。瀬戸内海の気候と豊かな海で育った牡蠣が有名で、 Read More

外国人観光客が多く訪れる広島県の魅力!世羅編

2023/5/15 1704

フラワーパークやワイナリー、風情を感じるカフェなど、外国人が喜ぶ日本のスポットがたくさんある広島県世羅郡の一部をご紹介します。 まずは、日本最大級40000㎡に45万株の芝桜と100万本のネモフィラが印象的な『花夢の里』 Read More