今回は、マルセイユから列車で一時間で着く南仏の町ニームについて書く。この町はローマ時代の遺跡も多く残る歴史都市でもあるが、自分的にはやはりバカンスでゆっくり過ごしたいなと思わせる美しく穏やかな町である。自分が訪れた二月でも、御覧のような抜けるような青空で気候もあったかい。同じフランスのパリとは違い、冬でも晴天の日が続くようだ。
駅を降り立つと御覧のような車も走らない大きな美しい通りがまちの中心へと向かう。通りには美しいせせらぎが用意されているし両側に続く建物も美しく上品な統一感があり、とても清潔な町という印象を与える。
駅からの大通りを五分も歩くと大きな広場になりこれまた大きな噴水が美しくそこに配置されている。その広場を取り囲むように大きな素晴らしい建築物がやはりこの白っぽい色で統一されてたっている。
その中でも、ひときわ目を引くのがローマ時代の円形劇場である。この町には多くの古代ローマ時代の神殿や橋などの遺跡が街中にあふれているが、この円形劇場は実に大きいし、いい保存状態だ。今も闘牛やコンサートに広く使われているらしい。
その古代ローマ時代の円形劇場の周りはカフェやレストランがあり、夏の夜など人が集まって楽しいんだろうなと想像がめぐる。その円形劇場の後ろには整然と美しい並木の通りが伸び、このニームの町の質の高さを見せつけている。
ぐるっと、円形劇場をまわりこんで、広場と反対の方に行くと、ぎっしりと建物が立っていて、細い路地のような道がいくつかあるのでそこへ入っていくこととする。
道はどこも非常に細く二メートルほどしかない。また曲がりくねっていたり、カーブになっていたりでまっすぐ見通すことができないし晴天にも関わらず日は差し込まず、どこも影になっている。おそらく夏の暑さを避けるためのものだろう。
この立て込んだ建物の隙間から見る青空が実に美しい。この旧市街には多くのショップがあり、おそらく平均レベルが高そうなニームの消費者を満たせそうな素敵な商品がどこのウィンドウにも飾られている。素敵な迷路だ。
突然前方が開け小さな広場があってレストランやカフェがあったり。
立派な教会があったり。
塔があったり。
素敵な庭が出てきたり。
噴水が出てきたりと、あきることのない散歩が楽しめる迷路となっている。自分は散策しながら、このニームは観光に来る町ではなく、そこにしばらく住んでいると日々新しい発見ができる素敵な上品な町だろうなと、つい想像してしまった。歩きながら、少なくともひと夏は過ごしたい街だと心を揺さぶられ、必ずこの町に夏に戻ってこようと決心しました。
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