沖縄でリヤドに宿泊！モロッカンスタイルの邸宅ホテル『RIAD LAMP』

Posted by nori 2021/7/20 10280

梅雨明け10日の快晴の日に、沖縄を訪れました。
賑やかな那覇市を避け、目指したのは空港から車で40分ほど東にある南城市知念字久手堅。

眩しい太陽と輝く海、緑豊かなサトウキビ畑の中をドライブ…
小高い丘の上にモロッカンスタイルの邸宅ホテル『RIAD LAMP』が佇みます。

坂道を上ると駐車スペースがあり、宿のエントランスを発見。
ドアの先には階段が続き、森の中にポーチが現れます。

ポーチにたどり着くと、既に沖縄に居ることを忘れる異国感！

Riadのたのしみかたは…
・自分のお気に入りの場所で自分の時間を過ごしてほしい
・日中は自然の風景と調和の取れたリヤドを味わい、夜は間接照明やキャンドルの灯された、温かな大人な空間を味わってもらいたい。

ということで、早速リビングへ！

階段を上がると、中庭とリビングがあります。

リヤドとはアラビア語で「植物のある庭」や「庭を囲って住まうかたちの伝統的な中庭式住居」を意味し、古くなった邸宅をリノベーションして宿泊施設としたもののこと。

外と中庭が一体になるような設計で海から風が建物の中を森に抜けるように計算されています。

日焼けした跡が痛々しいですが…お約束の一枚！

フロア延長線上のインフィニティープールは海と一体化するようにこだわったそうです。

プールサイドの空間も素敵！

看板猫のうーちゃんも寛いでいます。

そしてお部屋のご紹介！
お部屋のドアもこのこのこだわり…

『RIAD LAMP』は5部屋のみ、一日5組限定の宿泊施設です。
今回はダブルルームを利用させていただきました。

バスルームにはタデラクトというモロッコの伝統技法を用いた、石灰を原料とした漆喰の様なものが採り入れられています。
さらっとした質感でつるっとした肌触りがナチュラルで心地よい。
日本に職人がいなく自らモロッコで研修し日本の左官屋と共同で作りあげたのだとか。リヤドで使われているタイルも一枚一枚焼いてもらっているそうです。

『RIAD LAMP』という名前にある”LAMP”
オーナーの中村裕二朗さんは、フランスに１０年間住み、そこで植民地だったモロッコのインテリアに触れ合う機会があり、モロッコの雑貨、ランプ、家具を日本で輸入販売するようになっのだとか。
LAMPにはこんな経験が込められているようです。

手のモチーフのハンガーフック。
モロッコでは手のモチーフは「ファティマの手」「ハムサ」と呼ばれるお守り的な存在。
”ファティマ”とは、イスラム教の預言者ムハンマドの娘の名前”ファティマ”から来ているそうです。

「邪視」を追い払ってくれるとされ、ドアや壁にかける装飾として、アクセサリーとして、モロッコでたくさん見かけられるそうです。

夜には、星がとても綺麗に見られます。
携帯のカメラなので、写真は上手く撮ることができませんでしたが…
この日は新月の翌日で、天の川までも肉眼で確認できる程綺麗でした！

もう沖縄の”お”の字も出てきません。いい意味で…

全ての建具やインテリアはマラケシュでオーダーハンドメイドのものを輸入。何度も何ども足を運びデザインを模索しながら建築設計図面と照らし合わせながら作ったそうです。
エキゾチックになり過ぎず、シックにまとめられていて落ち着きます。

うーちゃんも専用プフでご満悦。

翌朝の朝食はプールサイドで優雅に演出していただきました…

いずれリヤドをするつもりで、東京でもモロッコレストランを手がけていたとの事。
料理はカフェを営んでいた奥様が沖縄県産のお野菜やスパイスを使用して作られています。
モロッコらしいタジン鍋を使った卵料理や、沖縄の地のものをスパイスを使ってアレンジされており、自家製のパンやスープなど、少しずつ盛りだくさんで大満足

宿から歩いて5分の久手堅ビーチ。

リヤドオープンまでの道のりは長く、土地選びにもこだわったそうで、「裏庭は森で眼下にエメラルドグリーンの海が広がる場所、周りには何もない静寂な場所を見つけ出すことができました。そこは街灯もなく秒単位で移り行く景色を眺めることができ、満月には海面に月の道が照らされ、新月には満点の星空が、朝は水平線から日の出を拝むことのできる場所です。裏の森はガジュマルや大きな岩が守ってくれています。」とおっしゃっていました。

「まだまだ、リヤドは進行形で、今から屋上スペース、離れのコテージ、裏森の散策道にテラス駐車場からのアプローチにサボテンの庭、モロッコの小屋を作る予定です。」との事で、今後の展開がとても楽しみです！

非日常感と異国感、海や空の美しさ、水の音、心地よく流れる時間とアロマに包まれ、優しい朝食をいただく…
五感の全てがリラックスする滞在となりました。

程よい距離感のオーナーご夫妻のホスピタリティにも癒されました〜！