今、自分は、フランスのアルザスを訪ねている。今回が三回目だ。アルザスは自分が最も好きな旅先の一つだ。理由は、特に事前に予定を入れていなくても、朝起きると退屈することなくその日したいことが頭に浮かぶからだ。今日は、非常に朝から天気がいい。だからまずは、自転車で近所を走ることにした。

運河沿いに自転車を走らせると、すぐに美しい花にあふれた街を抜ける。すると、田舎の風景が出てくる。１０月は早くも秋。実ったトウモロコシ畑。収穫されたかぼちゃ。大きな樹の下にたくさん転がっているクルミ。どれも東京は見られないものばかり。そればかりか、馬や牛だけでなく、鴨や白鳥などの多くの水鳥もそこにあふれている。時よりみられる釣りを楽しむ人やジョギングする人、みんなリラックス感にあふれている。そのときいつも、”あぁ、ここで暮らせたらな”と思う。農道沿いの農家で、自家製ジャムが売られている。明日は、これで朝食を食べようと一ついただくことにする。

明日は、ここアルザスの人々が楽しむ趣味にあふれた生活を紹介しよう。