今日は自分の大好きな国であるスロベニアについて紹介させていただくことにします。地図の上で見ても、ヨーロッパの拡大地図を見ないと発見できないような小さな国である。スイスなんかより小さい国である。しかし、この国には多くの魅力がこの小さな国土にぎっちりと詰め込まれている。首都リュブリャナから車で一時間でアルプスの山中に。反対方向に一時間で地中海の海辺の町にといった具合に大変便利なロケーションにある国である。また文化的、歴史的に、周辺の国々の影響を受けてきた国で、ルネッサンス、ゴシック、アールヌーボーの多くの建築物であったり、料理にいたってもハンガリー、オーストリア、あるいはイタリア料理と非常にバラエティーに富んでいる。旧ユーゴスラビア諸国の中で最も経済的に進んだ国といわれているが、西ヨーロッパ諸国に比べ、物価もまだ安く、旅好きの人にとっては、訪れる価値のある国といえる。

また小さな国土でありながら高速道路もよく発達したこの国では、どこに行くにも非常に近い。リュブリャナから車で一時間弱の美しいブレッド湖は古城やアルプスの美しい山々を水面に映すこの国きっての保養地として有名である。

ブレッド湖からさらに小一時間さらにアルプスのV字の谷の中に入っていったところで車を降り、ハイキングコースを歩くことにする。自分は、１０月に訪れたのではあるが、紅葉を眺めながら山道を一時間程歩く。

すると突然視界が開け、美しいアルプスのV字の谷を見ることができた。さらに１０分ほど歩くとそこには、美しいサヴィツァの滝が遥か山の上から落ちているではないか！！

アルプスの山を気軽にハイキングできるこのエリアは、スロベニアの山のハイライトといえよう。

次回は、リュブリャナから反対方向の海のスロベニアについて書かせていただくことといたします。