今回は、ハンブルクから列車で、一時間弱で行けるツェレの街を紹介することにする。この10世紀来の街は、典型的木組み三角屋根の我々がイメージするドイツの建物で見事に統一されている。人口は10万人にも満たないが、教会を中心とした町全体を100%この建物で統一されていることはさすが秩序あるドイツ人の典型的ななせる業といえるであろう。
教会はおろか、スーパー、銀行、デパート、ファーストフードですらこの三角屋根の中で納まっているのだ。早朝に行った私は、おなかがすいたので、そんな三角屋根のベーカリーで朝食をとることにした、自分はあの固いドイツパンの大ファンである。自分はあの固くて、クルミやナッツがのったパンにハム、チーズといったサンドイッチが世界で一番おいしいパンの食べ方であると思っている。噛めば噛むほどに味があふれてくるのである。
パンの入ったショーケース越しにサンドウィッチとコーヒーを注文する。注文を受けるおばさんたちは実に愛想がいい。ドイツ人は、道でも、駅でも、実に親切で感じがいい。いつもこの民度はヨーロッパ一だなと感心しながら朝食を済ませる。きずくと、ショーケースの上にかわいらしい豚の顔のスウィートがある。実に素朴な題材がドイツらしいので、買ってホテルの部屋で食べることとしよう。
結局、この豚の顔のお菓子は、ハンブルクへ帰る列車の中でいただいてしまった。そしてあっという間に列車はハンブルクの中央駅についてしまった。今回は、四回にわたりハンブルクを中心とした北ドイツの街々を紹介させていただいた。自分は、ツァーで一直線にどこかの国を横切って終わってしまう旅より、ベースを決めて、近在の素朴な街々を訪ねる旅が好きだ。毎日同じホテルに帰ってきて、荷物もそのままで、荷造りに追われないし、ホテルの人とも親しくなれる。朝夕は、いつも同じカフェやバーに行って、即興の知り合いもできる。そして彼らから聞く情報や歴史、隠れたこぼれ話、それらが旅を楽しくするし、旅が終わった後も楽しい思い出として心に残っていく。ドイツは安全で親切。また、交通機関も便利にできているので、我々日本人にも適した旅行地といえる。是非、一度、そんなプチ滞在型旅行を皆さんも一度試してください。
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