ヨーロッパ東端のハプスブルクの街  ウクライナ II リヴィウ編

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みなさん、リヴィウって街をご存知ですか?なかなかみなさんご存じでないのではないかと思います。リヴィウはウクライナの西の端にあります。人口は100万に近く、大きな町です。この街は、第一次世界大戦前まではオーストリア・ハンガリー帝国に属していて、ハプスブルクの街として、ある意味ヨーロッパの東端の街でした。住民もドイツ人の統治のもと、ハンガリー人、ウクライナ人、ポーランド人、それと多くのユダヤ人たちが混住していて、とてもにぎわっていました。第一次世界大戦後は戦争により、ソヴィエト、ポーランド、ウクライナ、ドイツが奪い合った街でもあります。ある意味、悲劇的な東ヨーロッパの歴史そのもののような街です。その都度住民もいれ変わってきましたが、今は、ほぼウクライナ人のみの街として、最もウクライナらしい町となっています。

私は、キエフより、夜行の寝台車に乗り、朝六時に上記のリヴィウ駅に着きました。その駅は、ソヴィエト時代的な無機質なコンクリートの塊でもなければ、金色の玉ねぎ屋根もついていません。明らかにここリヴィウは、プラハ、ブダペスト、クラクフ、リュブリャナ同様にハプスブルクの街なのです。

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駅前から街の中心へは上記の超くたびれたトラムで15分ほど。料金はたったの日本円で8円でした。運転士は女性で、片手でハンドルを操縦しながら、我々乗客に切符を販売するという荒業をしてしまうのです。

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朝六時のリヴィウの街は御覧の通りウィーンやプラハ、ブダペストなどと同じハプスブルクの街プンプンの美しいたたずまいであった。明らかに、旧ソ連の街と違うたたずまいである。

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街には中欧の街々と同じ華やかさが漂っている。また、一つずつのビルに施された巧妙な装飾もここがハプスブルクの街として繁栄していたことを物語っている。

 

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街を歩いていると、意外と観光客が多い。ただ日本人らしき人やアジア人観光客は見かけなかった。街も人もまだまだ素朴で、社会主義が崩れたばかりのころのプラハやブダペストのような観光客ずれしていない良さがある。この街は、旧ソ連時代からコーヒーとチョコレートの街として旧ソ連の人たちのあこがれの街であったようだ。そのせいか、街中には素敵なカフェが多く存在し、80円ほどで飲めるコーヒーとともに多くのスウィートもメニューにあった。13178883_10154197039834740_2424153726177487188_n

また、市中には、骨董?ガラクタから書籍まで、家からいろんなものを持ち出して販売している人々も多くいて、なかなか楽しい町だ。

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そして、いろいろと出くわす旧ソ連時代の名残も多く街で見かけることができる。

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帰りは、午後5時に出るキエフまでノンストップの特急に乗った。窓からは見渡す限りの平原。ひたすら直進のレールの上を列車は疾走していく。500km強のリヴィウ、キエフ間を五時間で結ぶ。座席は広いしWifiもあったので退屈はしなかった。キエフ、リヴィウ間は寝台車でも、特急でもほぼ同じ料金で片道1,300円ほどであった。みなさん、まだ観光地化されきっていないリヴィウに今のうちに行ってみてください!

TAKAO

OHAYO TAKAO

Luxury Traveler

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