パリの陶器マルシェで‟運命の器”に出会う

パリ6区のサン・ジェルマン界隈を散策中に、面白いものに出くわしました。
サン・シュルピス教会前広場での陶器市、世界各国からアーティストたちが集まった「les Journées de la Céramique Paris 2016」です。このサン・シュルピス教会は、「ダ・ヴィンチ・コード」でも有名になったローズライン(日時計)やドラクロワの壁画があるカトリックの教会。普段は静かな場所なのですが、日曜日になるとこちらの噴水広場の前でさまざまなマルシェが開かれているよう。
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この陶器市は、もちろんエントランスフリー。初心者でもふらりと立ち寄れる雰囲気で、100名近くの作家たちによる個人ブースがひしめきあい、自由に作品を鑑賞でき、作家と話をしながら購入することができます。さまざまな器のほかにもオブジェや陶芸の体験コーナーなども。
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上の写真は、マルシェの中央にあるカフェのテント。このカフェのシステムがなんとも面白い。ここには参加アーティストたちの器がずらりと並び、お客さんはそのなかから好きなものをその場で選び、1ユーロで美味しいコーヒー(or紅茶)をいただけるんです。

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素敵な器がいっぱいでかなり迷ってしまいました。実際に手に持つことで質感や重みを感じられるし、食卓でのシーンが想像できる。もし気に入ったら、その場でお買い上げも可能。気になる作家さんがいたら、その方のブースまで案内してもらえます。

数あるブースの中で私が一目見て恋に落ちてしまったのが、こちらの「Britta Mikasch」。
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フランス南東部アヴィニョン出身の女性作家さんの作品です。とてもチャーミングな女性で、いろいろお話もでき、彼女自身にも惚れてしまいました。シックなネイビーをベースに、水玉やストライプ、ちょっぴり和の雰囲気も感じさせる模様などもあり、なんとも可愛い! こちらで新生活用にずっと探していたペアのマグカップを購入。毎日使うものだからこそ、納得できるものにやっと出会えてうれしい!
その他、日本人の作家さんのブースもあり、さまざまな作風の陶器に触れられ、とても楽しいひとときでした。
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散歩中に偶然、こういった素敵なマルシェに出会えるのもパリならでは。サン・シュルピス教会の近くには、リュクサンブール公園やサン・ジェルマン大通りもあり、散策するには絶好の場所。パリに行かれる際はぜひ、立ち寄ってみてくださいね!
「les Journées de la Céramique Paris 2016」ウェブサイト http://www.lesjourneesdelaceramique.paris/en/教会

TOMOKO

TOMOKO TAKANO

Freelance Editor

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