今回は長野県南木曽町にあるthe Expedition Hotel “Zenagi”について書かせていただくこととする。このホテルは大変ユニークなホテルである。長野県の南木曽の山郷にある巨大な古民家をリノベーションして作られているこのホテルは、全室三室しか用意していない。理由は狭いからとかではなく、お客様がプライバシーを守りながらもゆっくりと長期滞在していただくためである。まず玄関を入ると一階はすべて大きな広間となっていて、ロビー空間からダイニングとなっていて、天井の高さも含め、その開放感に驚かされる。また床はすべて、木曽の木材を使っているうえに全面漆で仕上げているという、超贅沢な床である。もちろんそこに配置されたインテリアも、造詣が深いオーナーが一点一点吟味して選んだものが配置されている。
ではまず、部屋を案内していくことする。三室の客室は。すべて、メゾネットタイプとなっていて、一階からはいるといきなり大きなバスルームとなる。全面ガラス張りの明るいスペースは、とても贅沢な広さが確保されている。そして隣の浴室に進むと、やはり非常に広いスペースが確保されていて、そこには、木曽のヒノキで作られたオバール型の風呂桶がデンと設らえられている。サイズは自分が入ると溺れそうなぐらい、大きく深い湯舟である。
次に入り口横にある階段を上っていくと、客室となっていて、ホテルのスィーツルーム以上の広さがある。この古民家はそもそも養蚕を営んでいた場所であったようで、そのスペースが客室となっていて寝室スペースとリビングスペースとで構成されている。
もちろんここにある大きなソファはエクストラベッドとしても使えるようにはなっている。
次に”Zenagi”の食のユニークさというかラグジュアリーさをお話することとする。このホテルの贅沢さは、なんといっても三室しか客室を置いていないのにもかかわらず、和食とフレンチの料理人を東京からしっかりと連れてきて常時”Zenagi”にいるということである。基本的に海外も含めた長期滞在者を意識しているホテルなので、お客様のリクエストに合わせて食事が用意されるようになっている。私は宿泊した時には、和食を希望しました。とはいえ、ホテルの前は、この村を見通せるいいロケーションとなっているので、その景色を見ながらのアペリティ―ヴォとしてみた。こちらは地産地消を前提にしているので、まずは長野県塩尻のスパークリングワインからのスタートとなった。
アペリティ―ヴォを終え、最初の一品となるのが白木のカウンター越しにシェフが握ってくれる、地元の淡水魚だけを使った寿司が三かん出てきた。
ここはやはり地産地消で地元の大吟醸の木曽路でいただくこととしよう。
もちろんこの後は、地元の野菜を豊富に使った料理やこの季節ならではの山菜の天ぷらが頂ける。
またこのホテルのユニークさでもあるが、メインには、シカや熊等のジビエが用意されている。
この後、デザートとなるのだが、三室だけの心地よいホテルなので、ついついあと二組の客人と意気投合し、そのまま広いロビーで地元のお酒で盛り上がることなります。
夕食はこんな感じであるが、自分が特に気に入ったのは朝食である。目の前で焼いて出されるだし巻きも非常においしいが、なんといっても白米がおいしかった。あまりにおいしいので聞いてみると、なんと毎朝、朝食用にコメを脱穀しているということであった。とにかくこんなにご飯が弾む朝食は久しぶりであった。
次にこのホテルのユニークさをご説明するが、それは、アクティビティだ。the Expedition Hotelとなっているだけあって、用意されているアクティビティは半端ではない。もちろん電動自転車による農村探索や、歴史の道中山道を歩く、あるいは木曽の山のトレッキングというアクティヴィティもあるがなんといってもここのユニークさはアウトドアスポーツである。パラグライダーやスタンディングパドルボードだけではなく、錠のかかった国有林に入る道路のカギを開け、深い山の奥にある滝つぼで遊ぶキャニオニングも楽しめるのである。
このゲートの奥の深い渓谷には信じられないほど美しい清流が流れていて、そこで独占的に遊べるわけである。
この美しい清流をドライスーツを着込んで浮きながら川下りをするというキャニオニングはこちらの一押しである。
東京からでも、三時間ほどで行けてしまうこのthe Expedition Hotel “Zenagi”のユニークさはここで語りつくすことはできません。ぜひ皆さんにはここへ行って直接、味わっていただきたい。実際多くの旅をしている自分ですが、さすがにこちらのユニークさは日本のトップレベルを行くのかなと思いました。
the Expedition Hotel “Zenagi” https://zen-resorts.com/
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